品質 2006 1 27
相変わらず、見せ板が多いと聞きます。
見せ板とは、売る気もないのに、売り板を出すことや、
買う気もないのに、買い板を出して、
株価操作を行うことです。
これは、昔だったら、バレないで済んだでしょうが、
今は、違います。
今や、ネット証券でも、歩み値情報が提供されています。
その「歩み値情報」で、不自然な「板」が、本当に約定されたのか、
すぐ、わかるのです。
要するに、もはや「板情報」は、衆人環視の中にあるのです。
にもかかわらず、違法行為である「見せ板」が多いのは、誠に残念です。
こうした問題が、いつまでも続くのは、
取り締まりをすべき当局において、人員が少ないこと、
たとえ人員がいても、相場に未熟なことが、原因です。
昔は、株式市場は、特殊な世界でした。
しかし、今や、一般の人が、数多く参加する株式市場になったのです。
つまり、品質が問われる時代と言えるでしょう。
時代は、変わったのです。
いつまでも、違法行為を放置すべきではありません。